もうすぐゴールデンウィーク、旅行で出雲大社に訪れる人も多いと思います。
せっかくお参りするのなら、正しくお参りして縁結びのご利益をうけたいものですよね。
私は、地元で何度もお参りしてますが、
最近某テレビ番組を見るまで、
「え?そこもお参りするとこだったの?」と知りませんでした。
私のような人もいると思いますので、(私だけ?)正しいお参りのしかたを紹介します。
出雲大社って?
島根県出雲市にあります。
一般的には「いづもたいしゃ」と言いますが、正式には「いづもおおやしろ」です。
日本最古の歴史書といわれる「古事記」「日本書紀」にその創建が記されているほどの古社で
主祭神は大国様として馴染みの深い『大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)』です。
「因幡の白兎」のお話で、兎を助けてくれるやさしい神様として知られてますね。
参拝できる時間は、3月~10月は午前6時~午後8時まで 11月~2月は午前6時30分~午後8時までとなります。
正門鳥居から
正門鳥居というと、出雲全日本大学選抜駅伝競走のスタートで有名ですね。
一畑電車で行かれる人は、正門鳥居を通りますが、
車利用で西側にある大駐車場に止めると拝殿の横から入るようになりますので、
歩いて戻るか、島根県立古代出雲歴史博物館の駐車場が便利です。
ちなみに、正門鳥居の近くにある竹野屋旅館は、竹内まりやさんの実家です。
さて、いよいよ鳥居を入っていきましょう。
鳥居のまえ端の方で一礼して、真ん中ではなく端のほうをあるきましょう。
真ん中は、神様の通られるところになります。
参道を下り始めると、まもなく右手奥に小さなお社が見えてきます。
祓社(はらいのやしろ)です。こちらでお参りをし心身を祓い清めましょう。
(ここを今まで知らなかったです。)
出雲大社は、すべて二礼四拍手一礼です。
二回おじぎをして、四回拍手、胸の高さで掌を合わせ、右手を少し下にずらして拍手。
その後指先をきちんと合わせて下ろし、一回おじぎ。
そこから松並木の参道が続き途中にもうひとつ鳥居がありますが
今は松の保護のため通行できないようです。
手水舎で手と口を清めましょう。
柄杓を右手に持って水をくみ、まず左手にかけます。
柄杓を左に持ち替えて右手に水をかけます。
再び右手で持ち、水を左手に受けて口をすすぎます。
もう一度左手に水をかけ、
最後に柄杓をたてて残った水で柄の部分を洗い清めます。
柄杓をもとの位置に返します。
最後の鳥居をくぐると拝殿があります。
軽く一礼して、お賽銭をそっと入れます。
ここでも二礼四拍手一礼です。
お祈りするときには、心の中で自分の住所名前をなのり
そして、日頃の感謝をお伝えした上で、お願い事、誓いをすると良いそうです。
拝殿の後ろには八足門があり、この奥に本殿があります。
お正月には、この門の中まで入ることができます。
その後本殿を左回りにまわります、
本殿の後方に、素鵞社(そがのやしろ)。須佐之男命を祀る社です
素鵞社の砂を家の四隅の置いておけば、家を守ってくれるとも言われています。
ただその前に、稲佐の浜で採ってきたその砂を床縁下に置いて
かわりに砂をいただくようになります。
そこから西側にまわるとちょうど御本殿の真横に当たる位置に参拝場所が設けられています。
御本殿内では御神座が西向きで祀られているため、ここに立つと
大国主命に向かい合い、正面から拝礼することができます。
しっかりおかげを頂きたい方は、最後にここでも拝礼することをおすすめします。
平成29年の神迎祭・神在祭
一年に一度、旧暦の10月10日から始まるのが神在祭期間となります。
全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集って、
人々の“しあわせ”の御縁を結ぶ会議「神議(かむばかり)」おこなわれます。
平成29年の神在祭の日程は下記の通りです。
・神迎祭 11月27日 午後7時
・神在祭 11月28日 午前9時
・神在祭、縁結大祭 12月 2日 午前10時
・神在祭、縁結大祭 12月 4日 午前10時
・神等去出祭 12月 4日 午後4時
まとめ
出雲大社におまつりされてる大国主大神様は「縁結びの神様」として信仰されていますが、
男女のご縁だけではなく、人々を取り巻くあらゆる繋がりのご縁です。
いろいろな幸せのご縁を結んでくださる出雲大社にお参りしてはいかがでしょう。
あなたの願いが叶いますように。