本や新聞が読みづらくなったり、小さな字が読みづらくなってきたとき
「え? これって老眼なの? まだそんな年じゃないはずなんだけど・・」
と思う時があると思います。
そんな時、老眼かどうかのチェック方法、原因、
そして老眼になりにくくしたり進行をくいとめる対策を紹介します。
老眼の症状
・本や新聞が読みづらく、離して読んでいる。
・何となく、かすんだようにまわりが見える。
・明るい所から、暗い所に移動した時、目が慣れるまでの時間が以前よりかかる。
・以前より目が疲れたり、目の奥が重い。
・頭痛、首や肩のこり、吐き気などが頻繁に起こるようになった。
・細かな手作業が以前よりつらく時間がかかるようになった。
・歩いてる時に物にぶつかったり、段差につまずきやすくなった。
・夕方になると、物や景色が見えづらくなる。
いかがでしょうか、こんな症状ありますでしょうか。
老眼の原因
加齢による「老眼」の場合は、毛様体筋の“衰え”が原因で、かつ水晶体も硬くなって厚みを変えられなくなっている状態にあります。
水晶体(=レンズ)と毛様体筋(=レンズのピント調整を行うための筋肉)の老化によるピント調節機能の低下が原因で起こります。
老眼になりにくくする進行をくいとめる対策
目の紫外線対策
紫外線は肌だけでなく、目にも悪いのです。 目が紫外線を受けることによって、活性酵素が生まれます。
これが目の水晶体を硬化させて老眼につながることになります。
紫外線から目を守るには、UVカットのサングラスをかけましょう。
サングラスにプラスして、帽子も被ると効果的です。
目の疲れを取る
眼精疲労は、老眼の進行を早める原因の一つ。
目が疲れを感じたら、睡眠を取る、遠くの景色を眺める等、しっかり目を休めましょう。
また、目の周りを温めると、血液の流れが良くなり、目の疲れが取れやすくなります。
温める方法は、蒸しタオルを使うのが一番手軽です。
やけどをしない程度のお湯で絞ったタオルを使用するか、
タオルを水でぬらして軽く絞り、電子レンジで加熱したものを使いましょう。
冷めたら、加熱し直しながら5~10分ほど目を温めると非常に気持ちのよいものです。
目の疲れをため込まないように早い段階で回復させることは老眼の予防にもなります。
バランスの取れた食生活を心がける
食生活が乱れると、目が疲れやすくなり、老眼が進行する原因となるため、栄養バランスの取れた食生活を心がけることが大切です。
抗酸化作用や、目の疲労回復、アンチエイジングに効果がある「ルテイン」「アントシアニン」
「アスタキサンチン」等の成分が含まれる食べ物を食べることも、老眼対策に効果があります。
ルテインは、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれています。
アントシアニンは、ブルーベリー(特に皮部分)、ビルベリー、アサイー、ぶどう、紫芋、あずきなど
アスタキサンチンは、桜えび、紅鮭、海老、カニ、いくらなど
なかなか日常の生活の中で摂取がむずかしい時などは、サプリメントの利用がおすすめ。
老眼対策に効果があるサプリメントを利用することで、老眼の進行を遅らせることが可能です。
老眼鏡をかける
「老眼鏡って、老眼になってからかけるんじゃないの?」と思われる人もいるかもしれませんが、
目に負担をかけて、老眼を重症化させることのないように老眼鏡をかけ始めるのです。
老眼鏡というと、年よりになったようで嫌だなと思われるでしょうが
最近はおしゃれなリーディンググラス(老眼鏡)が増えています。
目のトレーニング
「目の筋肉を意識的に鍛える」「目の疲れを取る」などのトレーニングを行うことで、
進行を遅らせたり、症状を緩和することが可能です。
目の老化や老眼予防のためのストレッチ方法は
いくつか種類がありますが、ここでは外眼筋を鍛える
簡単なストレッチをご紹介します。
1.目をしっかり閉じてから、両目を大きくパッと見開きます。
2.顔は正面を向けたまま、両目で左を見ます。
3.同じく両目で右を見ます。
4.同じく両目で上を見ます
5.最後に両目で下を見ます。
1から5を2~3回繰り返します。これを一日2回くらい行います。
老眼予防に効果的なこのストレッチは、毛様体筋も緩めるので、パソコンなどで疲れたときにも効果があります。
目を動かす方向の順番を変えたり、左斜め上、左斜め下、右斜め上、右斜め下なども織り交ぜて行うとより効果的です。
遠近トレーニング
毛様体筋は近くを見ると緊張し、遠くを見ると緩む。近く遠くを交互に見ることで、目のピント調節機能が鍛えられます。
1.人指し指の爪を見ます。
一方の手をまっすぐに伸ばし、人差し指を立てる。人差し指の爪を1秒間凝視します。
2.3~5m先を見ます。
3~5m先に対象物を決め、それを1秒間凝視する。
1 2を30回繰り返します。1日何回行ってもよく、目の疲労回復にも効果的。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私も、日々老眼と戦っております(笑)
目のストレッチなどは、ちょっとの時間でもできますので、
スキマ時間を利用してやっています。すっきりとしますよ。
できるだけ継続して行い、血流をスムーズにしつつ、なめらかな目の動きを
いつまでも保ち続けていきたいですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。