北の地方では、もう積雪のたよりも聞かれますが、
私の住む地方では、そろそろ初雪かなという時期です。
「雪」というと、ホワイトクリスマスや舞うように降ってくる雪などイメージされて、
なんとなくロマンチックな気分になりますよね。(私だけ?)
そんな雪に、いろいろな名前、表現がたくさんあるので紹介しますね。
降る雪の様子から
粉雪、小米雪(こごめゆき)
さらさらとした細かい粉状で、乾燥している雪、パウダースノー。
「粉雪」という曲がありましたね。粉雪が降ると、これを思い出します。
白雪、雪花(せっか)、深雪(みゆき)
雪の美しさを表します。
細雪(ささめゆき)
細やかに降る雪。
谷崎潤一郎の小説にもありますね、そして舞台も話題になったりしてますよね。
灰雪
灰のようにふわふわ舞う雪。
泡雪、沫雪(あわゆき)
泡のようにとけやすい雪。
淡雪(あわゆき)
うっすらと積もる、とけやすい雪。
玉雪
比較的暖かい時期に降る、玉の形をした雪。
綿雪、牡丹雪、花びら雪
ひとひらの雪が大きな雪。
これが降り続けるとどんどん積もるんですよね。
餅雪
玉雪や綿雪がややとけている状態の雪。
べた雪、濡れ雪
餅雪よりも水分の多い雪。
水雪
べた雪と雨の中間。
風花
風上の降雪地から、風にのって流されてきた雪。
雪の降る時期から
初雪
その冬に初めて降る雪。
早雪(そうせつ)
初雪が例年より早く降る雪。
初冠雪
冬に初めて山に雪が積もる雪。
終雪(しゅうせつ)雪の別れ、雪の果て、雪の名残
冬の最後の雪。
名残雪(なごりゆき)
春が来てから降る雪。
春が来ても消え残っている雪。
残雪、去年の雪(こぞのゆき)
春になっても残っている雪。
根雪
解けないうちに雪がさらに降り積もって、雪解けの時期まで残る下積みの雪。
万年雪
一年中消えない雪。
積もった雪の様子から
銀世界、銀雪、雪化粧
雪が一面に降り積もって白一色になっている景色
新雪
新しく降り積もったばかりの雪。
瑞雪(ずいせつ)
めでたいときの雪。
粗目雪(ざらめゆき)
ざらめ糖のように粒のあらい積雪。
日中にとけた雪が夜間に再び凍り、それを繰り返すうちにできる。
どか雪
短時間に多量に降り積もる雪。
雪明かり
積もった雪の反射で、夜も周囲が薄明るく見えること。
夜中に目が覚めて、外がみょーに明るいと、雪が積もったんだなぁ
とわかるくらいに本当に明るいんですよね。
雪持ち
雪が枝や葉に積もっている様子。
綿帽子
樹木などに積もった雪の様子。
童謡の「ゆき」歌詞にも出てきますよね、
「雪やこんこ・・・山も野原も綿帽子かぶり枯れ木残らず花が咲く」
松の雪
松の枝葉に積もった雪。
垂り雪(しずりゆき)
屋根や木の枝などから落ちる雪。また、落ちた雪。
まとめ
雪といっても、日本の言葉ではいろいろな表現がありますね。
四季おりおりの自然を大事にする日本ならではですね。
寒くなって外に出るのがおっくうになる時期ではありますが
お子さんと、「これはなんていう雪かな?」
と雪を見て考えるのもいいかもしれませんね。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。