だんだんと暖かくなって春になってきましたね。
そして花粉症の季節、私の娘も花粉症で辛い時期になりました。
そんな花粉症の緩和に役立つのがポリフェノールです。
なぜ花粉症対策にいいのか、おすすめの食品を紹介していきますね。
花粉症対策にポリフェノールがおすすめの理由
花粉症は、杉やひのきなど約60種類の植物の花粉が、体内に侵入することでおこります。
体内に花粉が入ると、身体がアレルギーの原因物質とし認識します。
身体の中から排除しようと花粉に対する抗体を作り
鼻や目の粘膜にある肥満細胞と結合しようとします。
肥満細胞からはヒスタミンという物質が分泌されます。
このヒスタミンが、花粉を身体の中から追い出そうと、
涙やくしゃみなどを引き起こす花粉症の辛い症状をおこします。
くしゃみ・鼻水・涙などのアレルギー反応により炎症が起こると、
大量の活性酸素が発生し、症状はさらにひどくなります。
ポリフェノールには、このヒスタミンの分泌を抑制する働きと
活性酸素を抑制する抗酸化作用があるため、炎症を緩和すると考えられています。
花粉対策におすすめの食品
トマト
トマトの果皮には、「ナリンゲニンカルコン」というポリフェノールがあり、
ヒスタミンの分泌を抑制する働きがあることが、明らかとなっています。
でも、私たちが食べている生食用トマトは「ナリンゲニンカルコン」をほとんど含まれてなく、
加工用品種のトマトの皮に多く含んでいますが、
加工用品種のトマトは一般には出回らないですし
トマトケチャップやトマトジュースも、製造時に果皮を取り除いてしまうため、
製品にはほとんど含まれず、現在のところは、「ナリンゲニンカルコン」を含む
サプリメントに頼るしかないようです。
シソの葉
シソの葉に含まれているポリフェノール「ロズマリン酸」は、
炎症を和らげる作用があるといわれています。
1日、シソの葉6枚から10枚くらい生葉を食べるか、ジュースにしても。
赤ジソの方がポリフェノールの一種アントシアニンが含まれている上に、
ロズマリン酸自体の含有量も多いのでより効果的です。
でも赤しそはこの季節なかなか手に入りにくいですよね、
スーパーで簡単に手に入る青じそを献立に取り入れてみてはいかがでしょう。
紫蘇茶もおいしいですよ。
ロズマリン酸はミントやバジルなどのハーブにも含まれているため、
シソが苦手な方は、ハーブティーを飲んでもいいですね。
甜茶(てんちゃ)
近年特に人気が高く、お茶以外にもガムやキャンディーなどもあります。
「甜茶ポリフェノール」がヒスタミンを抑制します、
花粉症に効果的といわれているのはバラ科の「甜葉懸鈎子」だけなので、
バラ科と書いてあるものを。
チョコレート
チョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」も、花粉症対策におすすめです。
ヒスタミンの分泌を抑え、アレルゲンに対しての抗体が作り出されないようにし
アレルギー症状の悪化を防ぎます。
ただし、チョコレートはカカオ70%80%90%などの高カカオチョコレートを選んでくださいね。
砂糖や植物油脂や乳化剤などの食品添加物が多く含まれているチョコレートは
反対にアレルギーやアトピー性皮膚炎などをおこしてしまう原因にもなります。
まとめ
ポリフェノールの含まれる食品をとることで、花粉症の症状が緩和されるかもしれません。
意識してポリフェノールが含まれる食べ物を選んでみてはいかがでしょう。